故郷のないあたしの心の故郷 “心が折れたあたしの回想録” の巻
2012年3月14日 凸 コメント (2)
大してチョークを引かずとも26のエンジンが掛かるようになってきたので「もう春だなぁ」なんてここ最近思っていた名のない劣化うらん弾ですよどーもこんばんは。
その他の“春”の根拠と致しましては
・ベランダの水槽に氷が張らなくなった
・めだかとえびが元気
・天気が良いと猫どもがベランダや屋根で日向ぼっこをしている
・厳寒対策の重装備で午後まで三度寝四度寝をしていると暑い
・風が強い
・雷が鳴る
こんなところか。
宇都宮はとにかく雷の多い地域なので雷は春到来のお知らせの1つ。
立松和平の『春雷』は当地がモデル。
地元の作家繋がりで思い出した。
見川鯛山と言う作家がいた。
高校生の頃に最初に読んだ頃はまだ存命だったのでいつか診療所を尋ねてみようと思いつつも子育てに追われているうちに亡くなってしまった。
祖父が(見川鯛山がいたほどの辺境ではないけれどね)田舎医者だったので“外科だの内科だの眼科だの皮膚科だのと贅沢が言っていられない”患者さんが来たら診るしかなかったそんな田舎医者の祖父をふと思い出した。
30年以上前の病院ってね長い昼休みには看護婦さんたちが注射器や針やメスを煮沸消毒したり洗濯した包帯を干したり量りで薬を調合してそれを載せたパラフィン紙をきれいな五角型に折って午後に薬を取りに来る患者さんに用意したり(=昔は薬を入れる袋も使い捨てではなかったので日付を書き換えたり)それが終わると待合室の炬燵でみかんを食べながらあたしに折り紙を教えてくれたりした。
あの当時の看護婦さんたちは今もお元気なのかな。
宇都宮から国鉄でちょうど22分の駅前に病院があった。
駅から徒歩3分の『劣化外科医院』。
敷地に入ると正面に木造の小さな小さな病院の玄関がありその脇には手動式ポンプの井戸があり真夏でもその水は信じられないくらい冷たかった。
入口左側には診察室があり遊びに行くとまず外から診察室の窓をこんこんと叩くとがらがらと窓が開き孫の来訪が嬉しくて堪らない気持ちを最大限に隠したポーカーフェイスの祖父があたしの来訪予定なんてすっかり忘れていたみたいな感じで
「なんだ来たのか」なんて言った。
診察室すぐ横には楓が植えてありその奥には幼少時代に父が飼っていた犬ジョンのお墓がありまたその奥にはあたしが物心ついた頃にはもう使われていなかった3室だけの木造平屋の入院病棟があり高校時代はそこの古いベッドに寝転び村上春樹の作品など読みながら煙草を吹かした。
…なんて事をふと思い出した。
疲れると昔の事ばかり思い出す。
歳だな。
その他の“春”の根拠と致しましては
・ベランダの水槽に氷が張らなくなった
・めだかとえびが元気
・天気が良いと猫どもがベランダや屋根で日向ぼっこをしている
・厳寒対策の重装備で午後まで三度寝四度寝をしていると暑い
・風が強い
・雷が鳴る
こんなところか。
宇都宮はとにかく雷の多い地域なので雷は春到来のお知らせの1つ。
立松和平の『春雷』は当地がモデル。
地元の作家繋がりで思い出した。
見川鯛山と言う作家がいた。
高校生の頃に最初に読んだ頃はまだ存命だったのでいつか診療所を尋ねてみようと思いつつも子育てに追われているうちに亡くなってしまった。
祖父が(見川鯛山がいたほどの辺境ではないけれどね)田舎医者だったので“外科だの内科だの眼科だの皮膚科だのと贅沢が言っていられない”患者さんが来たら診るしかなかったそんな田舎医者の祖父をふと思い出した。
30年以上前の病院ってね長い昼休みには看護婦さんたちが注射器や針やメスを煮沸消毒したり洗濯した包帯を干したり量りで薬を調合してそれを載せたパラフィン紙をきれいな五角型に折って午後に薬を取りに来る患者さんに用意したり(=昔は薬を入れる袋も使い捨てではなかったので日付を書き換えたり)それが終わると待合室の炬燵でみかんを食べながらあたしに折り紙を教えてくれたりした。
あの当時の看護婦さんたちは今もお元気なのかな。
宇都宮から国鉄でちょうど22分の駅前に病院があった。
駅から徒歩3分の『劣化外科医院』。
敷地に入ると正面に木造の小さな小さな病院の玄関がありその脇には手動式ポンプの井戸があり真夏でもその水は信じられないくらい冷たかった。
入口左側には診察室があり遊びに行くとまず外から診察室の窓をこんこんと叩くとがらがらと窓が開き孫の来訪が嬉しくて堪らない気持ちを最大限に隠したポーカーフェイスの祖父があたしの来訪予定なんてすっかり忘れていたみたいな感じで
「なんだ来たのか」なんて言った。
診察室すぐ横には楓が植えてありその奥には幼少時代に父が飼っていた犬ジョンのお墓がありまたその奥にはあたしが物心ついた頃にはもう使われていなかった3室だけの木造平屋の入院病棟があり高校時代はそこの古いベッドに寝転び村上春樹の作品など読みながら煙草を吹かした。
…なんて事をふと思い出した。
疲れると昔の事ばかり思い出す。
歳だな。
コメント
NHKの体操の時間の女の人をみて 「何で裸でやらんのか?」と真剣にいって
おばぁに怒られたり ジープで敷地内を走っていて 「無免許だからな!」と笑っていたり
憎まれ口の多いのは 私に隔世遺伝しています w
「うらんは骨格がいい」
孫の骨格を褒めてどーすんだ?と。
もっと他に褒めようがなかったのか?と。
そっかー、ジープ乗りのおじい様がお医者様でしたか。
昔の医者は変わったのが多かったのかもw
それと中学~高校時代は医療点数(?)計算のアルバイトをしました。
1枚50円。
時給450円のコンビニのアルバイトをしていた私にはずいぶんと"高給”なアルバイトでした。