びよういんの次はびょういん　“泣かれてもあたしが困りますっ！”　の巻

「全然痛みが引かない」と言うので学校帰りに美容院に寄ったCYOKUをピックアップして近所の外科に連れて行った名のない劣化オカアサン弾ですよどーもこんばんは。

ドクターはレントゲン写真を見ながら顔色を変えずに言った。
「幸いな事に骨折はしていませんが肘の腱鞘炎とじん帯の損傷ですね」って…はぁそうですか。
あ…あれ？…運動会って明日じゃなかったかな？(’A`)










一度は明日の運動会の全競技への参加を断念したCYOKUだったがそれでも
「…出たかったな」と涙声で言うので担任と協議した結果肘への負担の少ない競技には参加する事となったが三角巾で吊っているだけでは良くないので病院の駐車場を出るまで５秒だけ考えた後そのままホームセンターへと向かった。
肘への負担を減らすために何か当て木みたいなものを作ろう！と。

当初はアルミの平板かアングルを使用しようと思っていたがアルミは柔らかくても十分に硬いので誰かと接触した際に危険であるのと意外と高価だったのと加工のしにくさを考えもっともっと柔軟性のある薄手の硬化プラスチックのアングルにした。
帰宅してそれをドライヤーで熱してゴルフボールに押し当てながら折り曲げタオルを切り中綿肘当て付きのカバーを縫い被せとりあえずフィッティングをしてみたところCYOKUが…
「すごいこれ！これをしてるとすごい楽！」と感動したように大袈裟に言った。
…だからいつも言ってるじゃん！オカアサンは敵に回すと最悪だけれども味方にしたら最強だ！と。
子供が怪我をしたからと病院帰りにおもむろにホームセンターに行き材料を調達し帰宅してわずか３０分でワンオフ当て木を作ってくれるオカアサンなんてそうはいないぜ？
だからそれがよくわかったのだったらいい子だから今夜はオカアサンを怒らせるなよ。
な？










“明日はきっと晴れるだろう（＝朝から雨は降らないだろう）”と踏んで半分祈りながら気分も体もだるだるな中渋々嫌々黙々と弁当を作った。
CYOKUが喜ぶ顔を想像しながら。

今回は鶏の南蛮漬け（宮崎風）・豚の味噌漬け焼き・マカロニサラダ・コールスロー・かぼちゃのサラダ・えびシューマイ・うずらの卵入りメンチカツ・キッシュ・その他の野菜の方々。
どれも味見をしていないのでどれも味の保障はできない。