最近独身男性と会うと条件反射のやうに
「ご飯はちゃんと食べないと駄目だよ？」とかまるで田舎のおっかさんみたいな顔で言ってしまうあたしがいる。
「お前は俺のお母さんかっ！」とすぐに突っ込まれてしまうが。
…産んでいなくてもオカアサンだお？
やる気の無さは宇宙一なので夕ご飯は作りたくないから作らなかった。
「オカアサンはご飯を食べたくないし作りたくもないのよごめんね」そんな極悪非情な言葉を受け意外と言うか予想通りと言うかルンルン♪でCYOKUがチャーハンを作った。
「オカアサンは食べたくないからおばあちゃんと自分の分だけ作って」と言ったのに
「味見くらいはできるかな？と思って」と無限大に駄目なあたしを無限大に気遣ったらしい小盛りのチャーハンを汚部屋にわざわざ運んで来てくれた。
具材は新たまねぎとにらとピーマンとしめじとにんじんと豚肉とキムチと大葉。
それを前に真顔で
「どうかな？」と言われても
「お金を出してもまた食べたい味だね」としか言いようが無い。
「本当にそんなに美味しかった？」と言われても
「世界中のみんなに“うちの娘が作ったので食べてみて下さい”って振舞いたい程度には美味しいよ？」としか答えようがない。
おいおい…そんなにによによするなよ？なぁ。
今もやっているのかやっていないのかわからないけれども『噂の！東京マガジン』の１コーナーの“平成の常識・やって！ＴＲＹ”の話題を出し
「ＣＹＯＫＵは大丈夫だね？」
「そうみたいだね」なんて閣下と話した。
新たに工場に現れた猫の事を思い出したらしいＣＹＯＫＵがふと
「あの猫ちゃんには本当に悪い事をしちゃったね」と言った。
日曜日に工場に急に現れた“あの猫ちゃん”があまりにもかわいくて思わずＣＹＯＫＵが撫で撫でしたところ急速に懐いてしまったわけだが今でも爪あとの消えない昨年の甚大なノミ被害を思い出すと工場から追い出す以外に選択肢がなく水鉄砲で撃って追い出した様子を思い出しての発言のようだった。
…仕方がないよ。
奇形と呼ぶほどではないかも知れぬが体格に難ありだけれども目鼻立ちの整ったかわいらしい元子猫にあたしも閣下も心奪われなかったわけでは決してなかったがノミの被害以外にも過去に工場に現れては忽然と姿を消してしまった猫たち（ポルシェだのボロ雑巾だの二毛だの尻尾曲がりだの牛だのその他諸々）を思うともうそれらと交流を持ちたくない気持ちがとにかく先にたった。
猫なんて大嫌い！
最後に。
久し振りどころか何年振りかにYoutubeにて“Lenny Kravitz”の曲を聴いたよ。
「Are you gonna go my way?」
画像：
①によによなんてしていませんが何か？
②閣下だって最近はチャーハンなんて作っちゃうんだぜ？おい
コメント