甘えん坊な夏の襟巻きと言ふもの　“暑いっちゅーのっ！”　の巻

標準の中でもいくらか痩せ気味のCYOKUの手持ちの半ズボンの全ての座った時にお尻の骨の当たる部分がことごとくみんな擦り切れて破れてしまったので久し振りにCYOKUと2人で買い物に出かけた名のないオカアサンですよどーもほにゃららら。

そういやあたしも遥か昔まだ恐竜が近所を闊歩していた時代には今よりも8kgくらい痩せており固い椅子に座るとお尻の骨が当たって痛かったんだよななんて遠い目で思い出してみた38歳の夏。








今年の夏は全然痩せる気配さえもないあたしなのである。
ある方の言葉を借りて表現するならば“落ち込んだり悩んだりするのは飽きたので”ちゃんと前を向いて毎日効率悪くであれどもてくてくと歩いていると食欲が落ちないどころか何を食べても美味しくて美味しくて減量どころか増量キャンペィンが始まりそうな勢いなのである。
そして連日40度を軽く超える灼熱地獄の工場で溶接の仕事ばかりをしている閣下もさすがに食欲が落ちそれに伴い体重も落ちたとは言え62kgをキープしておりなかなか健康そうなのである。

一昨年“ビュイックの修理がなかなか進まずお悩みで食事ができなくなりカロリーメィト1日1本生活を送っていた59kgの閣下”も“お悩みの上に飲み過ぎて内蔵を傷めた結果劇痩せをして49kgだったあたし”ももういない。
そして多分もう逢えない。









予想以上に早く閣下から配給されたハリーポッターの最終話を抱きかかえては
「もったいないから読めないの」そう話していたCYOKUがいよいよ夕方から丁寧にゆっくりゆっくりと上巻を読み始まったので話しかけたってどーせ多分きっと絶対に気もそぞろだろうし中断させて食事にしてもどーせ多分きっと絶対に気もそぞろだろうからと放置プレーに処し
「10時頃になると多分きっと絶対に“オカアサン遅くなっちゃってごめんなさい。急いでご飯にしてください”と言って来るんだよ」と閣下と笑って話していたところあたしの予想よりも30分早い9時半にCYOKUは案の定
「オカアサン遅くなっちゃってごめんなさい。急いでご飯にしてください」と言って来たのである。
わかりやすい娘だな？おい。

一応面白いのか聞いてみたところ
「面白くて集中していたからお茶も飲んでいなくて喉がからからだしトイレに行くのも忘れていたからとりあえずトイレに行ってきます！」と。
4時間近くも飲まず食わずトイレにも行かず食い入る様に読んでもらえたらハリーポッターの中の人もさぞかしご満足ってなものだろう。








あーところで最近ちょこちょこ来ていたメィル。
「件名：それは
　本文：巨根　」だの
「件名：ここだけの話
　本文：閣下の弱点は右のタマ筋」だの。
ローマ字もまともに読めなかった自分をまずは責めるべきなのでしょうが送信者は中津さんだとばかり勘違いしており“忙しくて壊れちゃったのかな？彼女”と素で心配をしてみたり“人って見かけによらないんだな”なんて的外れな事を考えたりしていたのだけれども本日よくよくメィルアドレスを見てみたところ送信者は中津さんではなく熊本のクレイジー大津満だったのである。
嗚呼内容と人格に改めて納得。

と言うかメィルアドレスがohtsu.mitsuruとなっているにも関わらず何をどー読んだら中津と読めるんだ？俺(’A`)