四駆の王者“陸の駆逐艦”華麗に颯爽とスタックする の巻
片道5分の距離の鬼怒川にストーンアート用の小石を拾いに行った際に“二駆でどこまで行けるかな?”とふと思い二駆のまま砂地に華麗に颯爽と無謀にも突入したところ敢え無くスタックしてしまった名のないご利用は計画的に!な女ですよどーもこんばんは。



咄嗟に
「26だったら軽いからここまで埋まらなかったのに!」と本気で120%思ったあたしはやっぱり真性の馬鹿なジープ乗りなのである。

と言うか。
実は今まで一度も44のトランスファーを四駆に切り替えた事がなく根本的な本日の問題の根源は“四駆の入れ方がわからなかった”と言う事だったのである。
噂には聞いていたこの“FDボタン”って食べられますか?美味しいんですか?

脱出するに当たり仕組みがよくわかっていないあたしはとりあえずFDボタンを引いてみた上でトランスファをL4に入れてみたんだけれども対応はこれで良かったのかどうか閣下に尋ねたところ
「L4に入れるのならばFDボタンは必要なかったけれども入れてあっても問題はないよ」と。
ほっ。
「でも降りてフリーバブをロックしないと(以下省略」って。
あ!
フリーハブが付いているだなんてすっかり忘れていたあたしは結局脱出後も二駆で走っていたのである(’A`)



そんな状況に誰よりも慣れているのは実はCYOKUでありウィンチを使った後始末を考えるとどうしてもウィンチは使いたくなくてうだうだしていたところ声を掛けてくれた近くにいたオジサンに現代的ワゴン車で引っ張り出してもらうまで荷台に積んであるレゴブロックで“最強の四駆”を作ってみたり(嫌味ですかそうですか)山と渓谷社の“水辺の生き物”を読んでみたり本来の目的であった小石を拾いに行ったりとその落ち着き様は素晴らしく思わず
「さすが我が娘!」とドラマのワンシーンの様に泣きながら駆け寄り抱き締めるもしくは映画のワンシーンの様に泣きながら駆け寄り抱き締めて遠心力だけを頼りにブンブンと360度振り回しすもしくは(以下省略。








あたしが寝坊している間に勉強を終わらせていたCYOKUと鬼怒川でスタックした後おむすびとから揚げだけの簡素極まれり的なお弁当を食べて小石を2kgほど拾って図書館に向かいその手前数キロで川原に忘れ物をしたとの申告を受け川原に戻り図書館は諦めて帰宅しおやつに白玉クリームあんみつを作り一緒に洗濯物を畳んだり掃除をしたり絵を書いたりピアノの練習を聞きながら手紙を書いたり焼き魚と煮浸しと和え物だけの簡素極まれり的な夕ご飯を食べたりと我が家らしくもないスリルとサスペンスのエッセンスを全く感じられない様なまったりとしたぬるいぬるい1日が過ぎて行ったのである。

いつまでもいつまでもいが栗の如くハリネズミの如くハリセンボンの如く誰よりも尖っていたいと思っていたのに気が付いたらこんな温水に首までどっぷりと浸かったどこにでもいる普通のオカアサンに成り果てていた自分をちょっと寂しく思いながらもちょっとうれしくも思う2008春。








そうそう夕方CYOKUと一緒にCYOKUに請われて先日携帯電話の契約に伴い頂いた量販電気店のポイントを利用し購入した手回し充電式のラジオだの水だのクッキーだのタオルだのぬいぐるみだの薬だのを詰め込んで用意した防災用品セット。
避難所にいる際イヤフォンを両耳に入れていると配給のお知らせの放送が聞こえなくて困るから片耳で聞きなさいだの非常時だからこそ発作が起きると困るからきちんと薬を飲みなさいだの避難所からみんなが家に戻り1人減り2人減りCYOKUが最後の1人になったとしてもオカアサンは必ず迎えに行くから泣かずに頑張りなさいだのとあれこれとアドバイスをしていたら世界中の誰より気が早いあたしは既に泣きそうになってしまったのである。
今からオレが泣いてどうする?

リュックサックにあれこれと詰め込んでも十分などと言う事はなくもっともっとあれこれと詰め込んであげたくなりあれもあったら良かろうこれもあったら良かろうともういっその事家ごと詰めてあげたくなったあたしは親馬鹿ではなく馬鹿な親。

備えあれば憂いなしとは言うけれどもこんな物を使う事などない事を切に祈る2008春深夜。

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