オカマみたいな声ですがたぶんオカマではありません　“風邪引いた”編

「明日の個人懇談に行きたくないから明日学校に風邪を引いたのでって電話して行くの止めようかなー」などと画策していたら本当に風邪を引いてしまったらしい名のないハスキーボイスの37歳ですよどーもゴホゴホゴホっ。



相変わらず前歯がなくともマスクをすれば一石二鳥なのである☆彡



そんなこんなで個人懇談にいやいやながらに行ったあたしは担任の
「何かご質問や不安に思われている事などございませんか？」の質問に華麗に颯爽と帰りたい一心で
「特にありません」と即答し期せずして居心地の悪い沈黙を呼び寄せた上に早々に学校を後にしたのである。

その短い面談の間にあたしが考えていた事それはつまりずばり“今度の担任は化粧が濃いなあ”って事と“見たらきっと腹が立つからCYOKUのロッカーは見ないで帰ろう”って事と“夕ご飯は何にしようかな”って事と“閣下の来週のおかずの材料の買出しをしてから戻ろう”って事でありつまりずばり言うとそれ即ち学校にわざわざ行った甲斐もないって事なのである。
あとあえて他に考えていた事を付け足すのならば“校庭って砂だから44のハンドルが軽〜〜〜”くらいな馬鹿母なのである。
でもこれ即ちつまりずばりと言うのならばいつも通りのあたしなのである。









常日頃より足並みを揃えようとしても揃えようとしても足並みの揃わない気が合わない点に関しましては世界中のどの家庭にも負けないと自負している我が家だと言うにも関わらず本日はばあさんもCYOKUもそしてあたしも風邪にてダウンしており食欲のある者は誰一人としておらずみんな食事をせずに早く床についてしまい自宅警備員兼飯炊きババアのあたしと致しましては非常に寂しい限りだったのである。

いるとうるさくいないと寂しいこれぞ家族の真髄と言うものなのである。









常日頃よりハスキーボイス気味でありその上風邪気味なあたしは本日学校から戻ったCYOKUを最寄のバス停まで迎えに行き一緒にスーパーで買い物をしているともう慣れっこではあるのだけれどもすれ違うみんながみんな揃った様に“おい？こいつオカマみたいな声だけれども実際のところどーなのよ？”くらいの顔で振り向くのが最近では楽しくもある37歳37．4℃のオカマ声のあたしは今日も逝く。