低級仕出弁当陛下亭　“運が良ければズル休み”　の巻

寝不足な上にちょっぴり熱っぽかったCYOKUを突発的に休ませてまったりしっぽりとした臨時休業を楽しんでいた名のないへたれ親子ですよどーもこんばんは。



昨夜のCYOKUの些細な嘘を発端に起こった我が家恒例的大騒動はCYOKUの汚部屋より終わったと聞かされていた過去の学習教材がまたもや発掘されたシーンで最高潮の盛り上がりを見せスタンディングオベーションに迎えられ“The　end”のクレジットが画面に流れたのはカーテン越しにぼんやりと見える空が明るくなり始めた頃だったので正確に言うのならば休ませたのではなく休ませざるを得なかったのである。

「今日はもう学校になんて行かないで頭を冷やしなさい！」と華麗に颯爽と言い放った瞬間に劇的気絶の旅に旅立ったあたしの言葉の真意はもちろん“もう今更弁当なんて作れないから休め！”だったのである。
だってーあたし眠いとなんにもできない上にすごく不機嫌になっちゃうんだもーん。
っちゅーわけで学校はお休みだったのである。



そんな我々はほどほどに寝坊した後途中で食事や休憩やぎゅー休憩やちゅー休憩を挟みながらも一緒に教材と格闘したり一段落ついた夕方CDの返却にTSUTAYAを訪れた際に明日見るDVDをレンタルした上更に店先のクレープ屋さんでクレープなんぞを買って食べたりしながら郵便局経由で買い物をしたりとなかなかに楽しい臨時休業を楽しんだのである。
たまにはいっかー。

数ヶ月に1度程度しか覗かないCYOKUの教材の内容など全く理解していなかったあたしだったのだけれども教材の内容がわかった上にCYOKUの苦手とする問題傾向も理解できた上に女子高生の様にと言うとさすがにおこがましいのだけれどもとにかく2人できゃーきゃー言いながら難問を解いて大騒ぎをし解けないとこれまた大騒ぎをして南西方向直線距離150km先辺りに向かって大声で
「閣下〜〜〜」と助け舟を呼んだりとこんな半ズル休みの金曜日も非常に悪くないと思ったあたしだったのである。
多忙な小学生のCYOKUにも多忙な自宅警備員のあたしにもたまには休息が必要なのである。
ん？








なんだかここのところぎくしゃくとして不協和音を耳障りにもボリューム最大にて華麗に颯爽とうんざりしながらも奏でないわけにも行かず不本意ながらも奏でていたあたしたちはこんな臨時休業をきっかけに1つの垣根を乗り越えたのである。
嗚呼本当に楽しい臨時休業だったとさ。
めでたしめでたし。








熱っぽくて頬っぺたの真っ赤な小さくてぷにぷにで温かくていい匂いのする柔らかな愛らしき物体に耳元で甘い声で
「オカアサン大好き」なんて囁かれると昨夜激怒した際の心境などもうすっかりさっぱりすっきりと100％失念してしまうあたしなのである。
イェイ。