しらす　じゃないモノ

スーパーマーケットの生鮮売り場でしらすのパックを片っ端からしゃかしゃかと振って来た名のない怪しいオカアサンですよどーもこん○○は。



異物混入発見！



普段も“表情から気持ちを読まれるのがイヤ”とできるだけ無表情でいるように努めていてCYOKUにも
「オカアサンは無表情でちょっと怖い」そう言われた事もあるクールなつもりの愛情表現が誰よりも苦手なあたくしが最近気がついた事。。それは。。CYOKUのためならえんやこりゃ？
なんだそりゃ？

まあ2ch的に表現するならば“必死だな”ってところか。

あたしまさか自分がこんな風に必死なオカアサンになるとは思っていなかったから軽くショック。
陣痛が5分おきになって分娩台に載ってもまだ“子供イラネ”と思っていたあたしがこんな風に必死なオカアサンになるとは思っていなかったから軽く感動。
あたしも人間だったみたいよ？



バカで嘘つきであまり顔のかわいくないCYOKUだけれども実を言うとあたしが9歳の時よりもずっと利口だし顔もかわいい。







物凄く風の強い夕方に散歩がてら近所の自動販売機までタバコを買いに行く途中の道で左手の柿畑ではカラスがまだ小さく青い実を齧っていて頭の上ではツバメがさえずり右手の空き地にはカラスノエンドウと木苺の花が咲き電柱に絡みついたアケビの蔓が風に撓りゆらゆらと揺れて遠くの空にはグングンと伸びる飛行機雲と西日に淡く照らされた初夏の雲が見えて“あああたしの人生も悪くない”だなんて思ったあたしであった。

まあ良くもないんだけれど。